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2009年1月 8日 (木)

09年春闘の情勢

きのうは、18時から、岡山医療生協労組の
執行委員会
の前段学習会。
30分間、「09年春闘をめぐる情勢」を話しました。


20090107181348
 始まる前の風景。
 まだ人がいない。




今年の春闘は、なんといっても国政をめぐっての
たたかいと深く結びついたものになります。
第2次補正予算、09年度予算、
派遣法改正、後期高齢者医療制度、介護保険見直しなど、
大きなたたかいが目白押しです。

そうした情勢のなか、たたかいを前進させるポイントは、
やはり「当事者の生の声」「切実な思い」をどれだけ
政治家や行政、マスコミ、そして市民に届けられるか、
ということではないか、と強調しました。

さまざまな違いを乗り越えて、幅広い共同をどれだけ
構築できるか。
医療崩壊、医師・看護師不足、介護・福祉分野の充実は、
外交とか税制に比べて、一致できる幅が大きいと思います。

医療や福祉の現場の「生の声」を多くの人に届けると同時に、
多くの国民・労働者の「痛みの声」を聞き取る春闘にしよう、
と呼びかけました。



あと、話のなかでも少しふれたのですが、
三菱自動車水島製作所が、さらに大規模な「非正規切り」を
行なうと昨日発表しました。

今日の山陽新聞から。
(朝日新聞でも1面トップの報道でした)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

三菱自水島、900人以上新たに削減

乗用車ラインの夜勤を廃止し生産縮小


 
三菱自動車(東京)の主力生産拠点、水島製作所(倉敷市
水島海岸通)が派遣・期間従業員900人以上を新たに削減
することが7日、分かった。世界的な販売不振による生産縮
小を受け、昨年12月末までに契約更新しなかった約250人
を含め1000人を超える人員削減に踏み切る。
 
同社によると、2本ある同製作所乗用車ラインで午後4時4
5分
―午前1時45分の夜勤をなくし、午前6時半―午後3時
半の1勤務体制に絞るのに伴い、乗用車担当の非正規従業
員らの契約更新を3月末までに順次打ち切る。減産対応で停
止中の乗用車ラインが今年初稼働する12日から運用する。
 
現時点で約1150人いる非正規従業員の大半が削減され
る見込み

 
同製作所は「急激な販売の落ち込みに対応するため人員削
減せざるを得ないが、配置転換なども検討して削減幅を小さく
する努力を続ける」としている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


たしかに、三菱自動車の経営は他の自動車会社にくらべると、
厳しいものがある(それは労働者の責任ではないが)。
「2009年国民春闘白書」(学習の友社)で、内部留保を見ると、
自動車関連ではただ1社だけ、マイナスとなっていた。
ただ、08年3月決算では、857億円の経常利益となっている。
非正規労働者を今すぐ首きりしなければならない状況なのだろうか。
ほんとうに、最後の最後の、最後の手段、とは思えない。

さらに、こうした「非正規切り」は、残った正社員の
モチベーションを間違いなく低下させる。
企業としての社会的責任も放棄すれば、長い目でみても、
かならずその企業は衰退すると思う。

そして、水島関連の大企業の減産は、地域の下請け企業に
もろに影響している。

私の知り合いの女性が事務職として勤めている、
ある金属部品関係の会社では、昨年秋から仕事が激減し、
その彼女は、「掃除ばかりしている」と行っていた。
しかし、従業員の生活を守るために、その会社の社長は、
自宅を担保に借金をして、「これで1年半は従業員の
賃金はなんとかする」と歯をくいしばってがんばっているそうだ。
そしてその社長は無給で働いている。

大企業の経営者は、中小企業のこうした
「従業員の生活を守る努力」を真摯に受けとめてほしい。

半年のあいだに、1000人以上が首をきられるなんて、
ほんとうに許せない。
また、三菱の労働組合はなにをやっているのだろうか。

雇用問題は、25日投票の倉敷市議選の
最大の争点のひとつになる、と思う。


09年春闘は、かつてない情勢のもとで、
たたかわれる。



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