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2008年12月17日 (水)

ルリユールおじさん

今年は絵本を集めるぞ!と思っていたけど、
結局7~8冊しか買うことができなかった。

もちろん、買った絵本はどれもイイ。
大人こそ読むべき内容のものである。

最近、そんな絵本に、また出会った。
『ルリユールおじさん』(いせひでこ作、理論社、2006年)である。

舞台はパリ。
木や植物が大好きな少女と、
「ルリユール」と呼ばれる本の製本、装幀を
手仕事で行なう職人(アルチザン)のおじさんとの
出会いとふれあい。

少女の大好きな植物図鑑が、とうとうこわれてしまった。
本屋には、新しい図鑑がたくさんあったが、
少女は、「この本をなおしたい」と、
街の人にたずねながら、おじさんのところへたどりつく。


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 そこで、出会った、
 「おじさん」の
 数々の手仕事。
 再生されていく本。

 2人のやりとりが
 やさしく、ふんわりと
 していて、いい。

その「おじさん」も、父の手仕事をみて育った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「名をのこさなくてもいい、ぼうず、いい手をもて」

「とうさんの手は魔法の手だね」


修復され、じょうぶに装丁されるたびに、
本は、またあたらしいいのちを生きる。

本には大事な知識や物語や人生や歴史が
いっぱいつまっている。
それらをわすれないように、未来にむかって
伝えていくのがルリユールの仕事なんだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひと言ひと言が、とても包容力のある言葉で
つづれてている絵本である。

そして、生まれかわった、「わたしだけの本」。


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 その本の表紙には、
 少女の大好きな
 アカシアの木。

 そして少女の名前。



さいごのページも、なんともいえず感動的。

人間の手仕事のすばらしさ。
「手は魔法」。ほんとにそう思える。

そして本を通じて「伝わるもの」…。



おすすめですshine





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