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2008年11月 5日 (水)

不勉強だから…か。

最近読み終えた本。

『社会進歩と女性』(不破哲三、新婦人内日本共産党後援会、2008年)

とっても勉強になったのですが、
一番印象に残ったのは、冒頭で不破さんが、
新婦人の方々から何べんも講師依頼があったが、
「不勉強の分野なので」と断わり続けていた、ということ。

お、お、お、お・・・。
そういう理由で講演を断わっていたら、
私なんてどこでもしゃべれませんよ(笑)。
不勉強だらけですよ。
不破さんの「不勉強だから」というレベルって・・・。

(しゃべったことが活字になる人の言葉の重みですけど)

おまけに、集中的に勉強した、とあるけど、
それがどのような量と質の勉強だったのか…。
私の常識をはるかに越える気がしています。

どんな問題、分野についても、
「根本的に事につうじる努力」という姿勢を、
あらためて学ばせていただいたように思います。



『学びあう 女と男の日本史』(歴史教育者協議会編、大月書店、2001年)

歴史を学ぶというのは、非常にリアルで
面白いなと、あらためて。

固定観念として持っていたものが
いろいろと崩されました。
中世では夫婦別姓も一般的だったとか、
すし職人はもともと女性の職業だったとか。

「性別による労働編成は、時代によって変わるし、
その意味づけも変化する。性別分業は、あくまでも
社会的に決められることであって、『女のほうがも
ともと~だから』とか、『男のほうがもともと体力が
あるから』といった要因で決まるものではない」(73P)
ということが、リアルな歴史研究から実感できます。

時代によって、おかれている立場によって、
家族のあり方、男女の役割、恋愛の姿、
いろいろ違うという点が、ほんとうに興味深いです。

近代、現代の女性たちのたたかいの姿も、
ぜひ知ってもらいたい事実です。



『女性白書2008』(日本婦人団体連合会編、ほるぷ出版、2008年)

これまた、たいへん勉強になりました。
資料もめちゃめちゃ豊富で使える!

「働く貧困層」といった場合、その多くは女性なんですよね。
その点をもっと強調しなければと改めて再確認。

不破さんの本を読んで、この問題での視点が
しっかりしていたので、相乗効果で理解が深まりました。

あらためて驚いたのは、出産前に働いていた女性の
なんと7割が出産を機に退職しているという事実。
先進国で飛びぬけたM字型雇用。
ルールなき資本主義をあらためて、女性も男性も
働きやすい職場環境にすることが、この問題の解決への道です。

私もよく知っている三宅良子さん(DCI日本支部副代表)も、
執筆者の1人として参加されています。

子どもの権利条約にかかわる内容ですが、日本政府の対応にアゼン。
この問題にかぎらず、国連の勧告を無視する、適当に対応する
日本政府の態度には、心底頭にきます。大人でないですよ。


余談。最後の「2007年の年表」を読んでいたら、
こんな面白い記事が。

7月6日
「米アリゾナ大学などの研究チームが行った、アメリカと
メキシコの大学生計400人を対象にした調査(1998年~
2004年、17歳~29歳の大学生の女性210人、男性186人
の日常会話を、2~10日間録音)
で、『女性は男性より
おしゃべりだ』という俗説に反し、日常会話で発する言葉
の数ではほとんど差がないことが分かる
。同日付の米科
学誌サイエンスに発表」

「俗説」におかされている私には、にわかにこれは信じがたい!(笑)
私の経験にもとづくと、女性のほうがおしゃべりです(一般的には)。
日本でも同じ調査を誰かにしてもらいたい(笑)。




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