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2008年9月27日 (土)

明日、あさっては関東へ

最近読み終えた本。
9月はあまり本を読めませんでした。うーむbearing

明日28日~29日の関東出張の電車のなかで、
読書に励もうと思います。


『いのちの文化史』(立川昭二、新潮選書、2000年)

ソワニエの最後の授業で紹介した本。

亡くなった方にたいして、
「息をひきとる」という言葉があります。
「引きとる」というのは、「手もとに受け取る」
「もとに戻る」「引き継ぐ」という意味があり、
亡くなった人の「いのち」は消滅するものでも
断絶するものでもなく、残された人々や後の世に
引き継がれていくという考え方がこの言葉の
意味なのだそうです。なるほど、と思いました。

江戸の武士には「介護休暇制度」があったこと、
「散歩」の語源は奈良時代の薬学用語など、
目からウロコの学びが満載の本です。


『日本国憲法は「時代遅れ」か?-九条が武力紛争に挑む』
               (松竹伸幸編著、学習の友社、2008年)


いまごろ読んだのか、と怒られそうですが、
はい、いまごろ読みました。

2日の講演会でこの本を売ります。
松竹さんの他の著書は新岡山書籍さんが売ります!
問題は、参加人数なんですけどね…。


『平和のために人権を-人道犯罪に挑んだ国連の60年』
                     (松竹伸幸、文理閣、2007年)


学んだこと、励まされたこと、確信がもてたこと、
いっぱいありすぎて困ってしまいます。

人類は確実に進歩していますね
。世界の人びとのたたかいで。
だから私は長生きしたいのです。
人類がどういう世界をこれからつくりだしていくのか。

ソ連の崩壊が国連の人権への取り組みを
活性化させることになったという面も、なるほど納得。

人道問題が主題ですが、日本の人権問題を考える
うえでも参考になります。


『カラシニコフⅡ』(松本仁一、朝日文庫、2008年)

カラシニコフとは、旧ソ連の設計技師カラシニコフが
開発した自動小銃のこと。
扱いやすく、壊れにくい。軽いので少年少女兵にも使える。
30発入りの弾倉を装着できる。
途上国を中心に世界中に氾濫し、総計は1億丁とも言われている。
アフリカでも、アフガンでも、イラクでも、
紛争の影の主役は、この銃である。

「Ⅰ」は、ハードカバーで3年ほど前に読んだ。
表紙の、子どもにしか見えない少年兵が
AK(カラシニコフ自動小銃のこと)をもっている
写真が衝撃的だった(本の内容も)。

「Ⅱ」は最近文庫になったもの。
「Ⅰ」はアフリカ中心のルポだったが、
「Ⅱ」は南米(コロンビアなど)やパキスタン、イラクなどにも
取材をすすめている。

小型武器削減の努力の困難さを実感するが、
日本はこの分野でも、世界をリードしなければならない。
その役割が日本にはある。


『憲法に生かす思想の言葉』(辻井喬、新日本出版社、2008年)

言葉の重要性をあらためてかみしめる。
辻井さんの最近の講演や論考をまとめた1冊。

宮本百合子さんの話が興味深かった。
やはり、いつか小説を読んでみなければ、と自覚する。

「敵を味方にする言葉の力」も、肝に銘じたい。
選挙だからね~、いままさに。


  「
とても大事なのは、敵を味方にする力、これは人間の
  最も美しい法則であると私は思っています。そのために
  は、相手の心に届く言葉を持たなければならない。これ
  は相当難しいことです
。私は、本当の敵は今、私たちに
  見えている敵のおそらく1000分の1以下だ、そう思って
  います。それなのに、味方になるはずの人がとらえられ
  てしまっている。人権と平和、そういう大事なことを言う勢
  力が、選挙のたびに少しずつ減っていくというのは、これ
  はやはり、かなり私たちの方に責任があるのではないか。
  また、相手の心に届く言葉を持つためには、話しかける
  相手の本当の願いを受けとれる力がこちらにないといけ
  ない」(169P)


「言葉」と「思想性」の話も興味深かったですが、
まだまだ実感的に理解できるレベルでは私は
ありません。もっと文学も読まなきゃなぁ。




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