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2008年6月26日 (木)

軍事と環境の視点

きのう(25日)も、過密な忙しさでした…。
18時からは、
岡山医療生協労組の中央委員会
30分間の平和学習の講師に行ってきました。
(写真とるの忘れた)

「平和運動の課題と労働組合」という内容。
軍事と環境、という視点に反響があったみたいです。
あと、90式戦車などの軍事費浪費に、知らなかった人は
唖然とし、「信じられない…」とつぶやいていました。


以下、レジュメです。



一。平和運動の課題と労働組合
 
1。平和運動は、“こなす”課題ではない
  
◇戦後63年・・・1年1年が、貴重な橋渡しの時期
   
*戦争体験者、被爆者の減少
   
*日本と世界の平和を創造する力をもった、主権者として
    成長するために

     
「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を
     地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会にお
     いて、名誉ある地位を占めたいと思ふ」(憲法前文)

     
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の
     不断の努力によつて、これを
保持しなければならない」(12条)

  
◇戦後の平和運動の教訓と成果
   
*戦争の違法化…人々のたたかいの結果
   
*みたび、原爆投下を許していない・・・日本の平和運動の先進性
   
*憲法9条を変えさせていない…安保闘争、「9条の会」の運動など
   
 ・結果、自衛隊を直接他国の戦争に参加させていない(表面上は)
   
*世界は九条を選び始めている
    
・今年5月、史上初めての「九条世界会議」の成功
   
*63年間戦争に参加してこなかった日本のブランドが、地域紛争
    解決の力に

 
2。労働組合がなぜ平和運動に取り組むのか
  
◇労働組合は、基本的人権・ヒューマニズムの担い手
   
*「人たるに値する生活」(労働基準法第1条)をもっとも破壊する
    ものが戦争
   
*平和のうちに生きることは基本的人権

    
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
    平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
                           (日本国憲法前文)

  
◇憲法の理念を実現する役割
   
*憲法の下書きをつくったGHQ(連合国軍総司令部)が労働組合
    に期待したこと

  
◇私たちの暮らしと戦争
   
*世界の軍事費は年間
1兆2040億ドル(約140兆円‐06年)
   
*日本の軍事費は年間約5兆円。根拠のない米軍への思いやり
    予算は毎年約
2000億円。毎年の社会保障抑制額とほぼ同額。
   
*労働者が生み出した富(お金)が、武器や戦争に使われている
   
*戦争で破壊されるのは、命だけでなく、労働者がつくりだした
    モノやネットワーク
   
*エコに反する軍事エネルギー。そして環境破壊。
    
・イラク戦争開戦直後、イラク領内に展開した米軍が使用した
     燃料は
1日5.7万キロリットル。大阪府の1日のCO2排出量に
     匹敵。爆弾が発生させるCO2も。
    
・軍事関係による年間CO2排出量は、年間7.9億トン。これ
     は、排出量6位のドイツを上回る量。兵器は、環境への配慮
     は二の次で開発されている。
    
90式戦車の燃費はリッター200~300m、戦闘機に至っては、
     1分間飛ぶごとに908ℓの燃料を消費、約8時間飛ぶだけで日
     本人が生涯に排出するCO2を出す
    
・モノと人を破壊し、森林を壊し、汚染物を出す。戦争は最悪の
     環境破壊。
   
*軍事費に使うお金を、環境政策や、医療・福祉・教育にまわ
    せば、どれだけのことができるだろう。どれだけ、人びとの笑
    顔が増えるだろう。


二。当面の平和運動の課題
 
◇原爆症認定訴訟
  
*情勢は山場。被爆者の苦しみへの想像力を。
 
◇核兵器廃絶
  
*岡山県内の平和行進。7月16日~26日。どこかに半日でも参加を。
  
*8月の世界大会に職場から多くの仲間を送り出そう。
   現地で学ぶことの多さ。
 
◇岡山空襲の継承
  
*6月29日
 
◇日本の侵略戦争の学び
  
*問題はまだ山積み
 
◇海外派兵恒久法の阻止
  
*自衛隊の海外派兵を永久化する法律。今年中に形としてまとめ、
   来年の通常国会に提出される見込み。
 
◇横須賀への原子力空母配備反対。
  
*首都圏3000万人の命が危険に。事故が起きれば、首都圏は人の
   住めない死の街に。
 
◇他にもたくさんありますが・・・

 
◇学習することを常に土台に
  
*課題だけ押しつけると、反発を受ける。納得と共感が大事。



さいごに:1人ひとりができることを
      
あさのあつこさん(児童文学者)のメッセージ

      
「憲法九条が変えられれば、私の息子たちが徴兵される
      可能性だってあるわけです。でも、私たちは日々の生活
      に流されて、あまりそういうことを考えなくなっている。正直
      いって、どうしたらいいかを考えるのはものすごくエネル
      ギーがいりますよね。反戦デモに参加するのだってエネ
      ルギーがいるし、すぐ結果がみえるわけでもない。それな
      ら黙っていたほうが楽じゃないかと思う。
       
でもそういうことの積み重ねの結果が、今なのかもしれ
      ません。毎日普通に生活している私たちが少しずつ動い
      ていかないと恐ろしいことになると思うんです。いろんな人
      と本音で話しながら、何ができるかを手探りしていきたい
      と思っています」       (「しんぶん赤旗」
05.2.25付)



以上。




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