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2008年6月14日 (土)

子どもの命みつめて(上)

きのう(13日)の午後は、
ソワニエ看護専門学校での9回目の講義。

「読書日記」は、
細谷亮太さんの、『医者が泣くということ』。
ついでに、私が細谷先生(聖路加国際病院小児科部長)を
なぜ知ったか、何に感銘を受けたか、
昨年の「読書日記」で読んだ細谷さんの4冊の本、
そして、細谷さんが「医者が泣くということ」について
どう考えているか、について紹介しました。

細谷先生はこう言います、

「私が小児科医を続けることができたのは、これらの
子どもたちが、死ぬことを通じて『生きる意味』を教え
てくれたからだと思います。子どもたちとサヨナラする
たびに、私はボロボロ泣いてきました。それは、人が
生きることの意味を私たちに教えてくれるからです。
ありがたいことだと思います。悲しくて、つらいサヨナ
ラ…。だから
私は、これからも泣くでしょう。泣かなくな
ったとき。それは、私が小児科医をやめるときです

 (『NHK知るを楽しむ 人生の歩き方』07年6・7月テキスト)


講義後半では、
昨年7月にNHK教育で放映された
番組(←こちら)の、
1回目「治せない病との出会い」と
2回目「病と闘う子どもたち」をビデオで見ました。
ビデオは私が自宅で録画したものです。

何度見ても涙が出てくる内容で、
細谷先生の語るひと言ひと言が、
とても心に届き、考えさせられます。

学生さんたちも、
とても感銘を受けていたようでありました。
涙をぬぐっていた人も何人もいたようです。


感想文を紹介します。


「今日のビデオは本当に涙が止まりませんでした。
細谷先生の最後の言葉『人間てすばらしい』という
言葉が心に残っています。最近無差別殺人などの
ニュースが多いなか、1人の『命』について考えさせ
られました。『命』に向かう仕事につく予定ですが、
1人1人の命の重さを尊重できる人間でありたいと
思います」

「人の死に接する。とても重いこと。できれば接した
くない。たとえ病気の人でも、それはその一時のこ
とであって欲しい。でも人間は必ず死ぬ。一生懸命
生きる。出会いを大切に。全力で人と接する」

「ビデオを観て、小さい子供に死ということを伝える
のは難しいことなのに、細谷さんは上手に伝えてい
て、すごいなと思いました。自分が看護師になったと
き、きっと最初は細谷さんと同じで、患者さんが亡く
なった時にショックを受けると思います。だけど、患
者さんを少しでも元気にさせることのできる看護師に
なりたいと思いました。次も早く観たいです」

「細谷さんののような医師はすばらしいと思った。今
日のビデオを見て泣いてしまった。死を受けとめる
のは子供も大人も同じように悲しくて、さみしいもの
だと感じたし、命の尊さを知りました」

「医療従事者を目指す者として、私も、細谷亮太さん
のように、患者さんやその家族から、たくさんの事を
学ぼうとする姿勢を大切にしていきたいと思いました。
そして、今日の授業で、細谷亮太さんは、尊敬する
人物の1人となりました」

「今日のビデオを見て、細谷さんのファンになりまし
た。僕は、医者ではないが、看護師になるうえでの
目標になる人だと思った。僕も患者さんと接するうえ
で、3人称じゃなく、2、5人称ぐらいの距離で看護で
きたらいいと思う」

「細谷先生の一言、一言が、心に響きました。本当
に多忙な毎日の中でも、患者さんと接する時間を、
人生の長い時間の中での“ある時間”と大切に思え
ることは、とても重要なことだと思います。医療従事
者として、人として大切なことは何か、人を想い人の
為に泣くことができることって、患者さんや家族に
本当に伝わるんだなと痛切に感じました。これから、
自分が看護師になっても、このような気持ちを忘れ
ないでいたいし、このような先生に巡り合いたいと
思います」

「私は、看護師になったら小児科で働きたいと思っ
ていました。でも、小児科は子どもが好きだからとか
いう軽い気持ちではできないと思った。治って退院
できる子もいれば、退院できずそのまま亡くなる子
どもだっている。その時に、私はその現実を受け入
れられるのかと考えさせられた」

「子どもの命をみつめて、子どもと向き合ってきた
細谷さんに感動しました。話を聞いて胸がいっぱい
になりました。子どもが思うことは、素直で、とても
心が優しいのだと、ビデオを見て思った」

「泣いてばかりでは何もできません。でも悲しい時
は悲しいと泣ける人間になりたいと思います。
ビデオは、色々と考えさせられる内容だった。内容
は難しくないのに、頭の中に色々な考えや思いが
でてきて、上手くまとめることができません。来週の
ビデオが早く見たいです」

「正直、ビデオを見ている間はずっと泣いていまし
た。素平くんと司くんの、お互いがお互いに対する
気遣いがすごく優しくて胸にジーンときました。もし
自分が司くんだったら、素平くんの死を受け入れら
れるか分からないです」

「ビデオを見て涙が出そうになりました。小さい子ど
もたちなのに・・・まだまだこれからなのに・・・と思い
ました。でも死んで残された周りの人たちは、その
ことで学ぶことがたくさんあるのだと思いました」


次週は、番組の3回目と4回目をみます。



・・・このブログでも何回も書いてきたと思いますが、
本当に、こうした「医療や看護」の学びと出会う
ことで、私の生命観、人生観、幸福感は、
より幅広く、豊かなものになりました。

とくに、この細谷先生との
出会い(実際にお会いしたことはないですが)は、
「生きていることの“あたりまえ”」が、じつは
本当に幸せなことなんだ、ということを教えてくれた
ものであったと思います。

あと間違いなく、以前より、涙もろくなりました(笑)。
すぐ泣いてしまいます。
でも、泣けなくなったら、そのほうが悲しいですよね。




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