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2008年6月20日 (金)

サービスではなく人権

きのう(19日)は、75期岡山労働学校
第6講義。
「公共サービスがあぶない!-雇用破壊と民営化の先に」
というテーマでした。参加は16名。


Img_1855

 講師は、岡山高教組書記長の
 藤原真さん。
 藤原先生も、労働学校の
 常連講師となっています。


 藤原さんは最初に、「最近はまっていること」として、
広島カープについて熱く語られました(笑)。
カープを好きになった経緯や理由が語られ、
プロ野球で唯一の市民球団、広島市が運営する
公共の球団なんだ、というところから、話を始められました。

郵政民営化から2年、何が変わったか・・・。
民営化のうたい文句「小さな政府、小さな自治体」。
民間でできることは民間で。「構造改革」と「規制緩和」。
など、最初に民営化の理由や根拠を検証されました。

また、民営化は企業にとってのビジネスチャンス、
「パブリックビジネス」として位置づけられ、
「構造改革特区」「指定管理者制度」「PFI」「市場化テスト」などの
方法を用いて、どんどんと民営化が
進められていることが、医療や保育、奨学金などを例に
具体的に説明されました。

民営化の「影」は、本当にさまざまな形で
噴出していきているということを、
郵便、保育、耐震偽装、仙台プール屋根落下事件、
学校給食などの例をあげながら語られました。

そして、民営化の最後の市場?~「鉱脈は学校運営にあり」
として、いま公教育が変質してきている問題をあげられ、
じっさい藤原先生が現場で聞かされた言葉として、
「授業はサービス、生徒保護者はお客様」ということがあり、
入学してからは生徒は「商品」として、扱われようとしている
実態が語られました。

教職員評価制度や、学校の統廃合、
臨時教職員のワーキングプア、
リクルート出身校長の話や、
全国一斉学力テストの問題が説明されました。

さいごに、誰のための民営化か、ということが
強調され、憲法で保障された基本的人権を
担うのが公務の役割であり、
教育もサービスではなく、すべての人に保障される
基本的人権のひとつなどだ、ということが
強調されました。

いつものように、
おもしろく、とてもわかりやすいお話でした!


Img_1859

 班討論の様子。





【受講生の感想】

「今日の民営化の話は納得いく話が多かった。
正直、郵政民営化『言ってたとおりになってる
じゃん』と思っていたから、聞きに来てよかった。
民営化があんなにもたくさんあることも知らな
かった」

「『民営化』よく聞くことば。保育園もその話題で
いっぱいです。あらためて、じっくり話をきけて
よかったです」

「民営化は、住民にとって全く利益がない。もう
けるのは企業ばかり・・・。公教育は守らねば…
高教組ガンバッテ下さい。自治体労働者もガン
バレ!」

「教育と福祉に国は力を入れるべきだと思う。
民営化してもいいものと、してはいけないものを
ちゃんと区別しないといけない。少子化、少子
化と言うまえに基盤をしっかりしないと意味が
ないと思う」



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コメント

正確には,球団でなく,球場の運営が広島市です。
ともあれ,土日行ってきました。残念ながらナイターは雨天中止でしたが,街のあちこちで「市民球場でカープを応援しよう(by広島市)」の看板が目に付き,やっぱり「市民球団」なんだなと実感しました。
一緒に行ったちび子(小学2年生)は原爆ドームに興味を示し,コンパクトデジカメを任せると計20枚ほど様々なアングルから撮影していました。何でだろ。

投稿: ワラセンセイ | 2008年6月23日 (月) 20時48分

ワラセンセイ、ありがとうございます。

カープ観戦、残念でした…。
私は1度も市民球場に行ったことがありません。
今年で最後らしいので、
1度はいかねばと思っています。

東京にいたころは、いろんな球場に足を運んだ
ものですが…。
ちなみに私は中日が好きなのです。
でも、先週の話を聞いて、カープもいいな、と思い始めています(笑)
岡山に近いですしね。

投稿: 長久 | 2008年6月23日 (月) 23時23分

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