« やっぱり『友』増やさんと | トップページ | サービスではなく人権 »

2008年6月19日 (木)

苅田アサノさん!

最近読み終えた本。

『午後の居場所で』(落合恵子、朝日文庫、2003年)

朝日新聞でのエッセイ連載をまとめたもの。
肩ひじはらずに読める文章は、やっぱりイイ。


『日本の軍隊-兵士たちの近代史』(吉田裕、岩波新書、2002年)

学びたい内容とは違ったのですが、
これはこれで面白かった。

「日本軍」の特質は、歴史の中で
さまざまな要素が折り重なってつくられたのだなぁ、
と思いました。
「社会との関わりのなかでの軍隊」という問題意識は、
現在の自衛隊にも言えると思う。
じっさい、今そういう本を読んでいるところ。


『ママでなくてよかったよ』(森下純子、朝日文庫、2003年)

ソワニエ読書日記11冊目。

6歳で小児がんが発病し、8歳で亡くなった
重信(しげのぶ)くんと、そのお母さん(著者)の闘病記。

つらい。
がん治療の苦しさが痛いほど伝わってくる。
抗がん剤、放射線、手術・・・。想像をこえる辛さだと思う。
そして、親の心の痛みも。

一番苦しいはずの重信くんの、まわりへの
思いやりや気づかいは、ただただ、涙なのであります。
8歳で亡くなった彼が残してくれたものは、
きっと多くの人の心の中に、生き続けると思います。


『希望と勇気、この一つのもの』(澤地久枝、岩波ブックレット、2008年)

岩波ブックレットが25周年(たしか)とやらで、
装丁が真っ白になってました。

澤地さんの「私のかかげる小さな旗」は、
ますます、強く、高くひらめいているように思います。

五味川純平さんとお仕事されていたんですね。
知りませんでした。


『女性革命家たちの生涯』(広井暢子、新日本出版社、1989年)

来月早々に、とある「語るつどい」をすることになり、
モチベーションを上げて行こうと、
自宅の本棚で「何かよいものは・・・」と探していたら
目に入った本(いつ買っていたのかは不明)。

戦前生まれの女性革命家たち(13人の方が紹介されています)。
その多くは、天皇制権力の弾圧によって
命を奪われる。まだ、20代、30代だ。

どの先輩も、科学的社会主義の
学習への気合いがハンパでない。
この時代の特徴といってしまえばそれまでだが、
見習うことが多い。

科学的社会主義の理論と出会い、
共産党員として、人々の命と生活、幸福のために
生涯を生き抜いた先輩たちから学ぶもの…。

あまり好きな言葉ではないが、
“不屈さ”ということなのかなぁ。
はっきりいって自分にはない…。
すぐ曲がる、妥協する(涙)。


一番印象に残ったのは、やはり地元岡山、
苅田(かんだ)アサノさんだった。

名前は聞いたことはあったが、
この人はすごい!
地主(当時は権力的地位にある)の出身で、
お嬢さんでありながら、
「人間の真の力、真の努力の価値が知りたい」(女学校のときの作文)
と、ロシア文学から科学的社会主義の理論へと飛躍して
いった経過が書かれている。

宮本百合子さんとの交流や、
婦人運動との関わりも書かれていた。
1949年の総選挙で岡山1区から2回目の出馬をし、
見事当選。岡山では初の共産党の国会議員となる。

苅田アサノさんも津山出身である。
朝日茂さんも津山出身だ。
片山潜も久米南町だ。
じつは革新のすばらしい伝統が岡山にはある…!

が、「岡山のすごい先輩」のことを
知っている若い人はほとんどいないだろう。
もっと学んで、私も語れるようにならなければ。


あと、野坂参三さんの妻の野坂竜さんの
ことも書かれていたけど、
参三氏は、妻にも党への裏切りのことを隠して
いたのだろうか…。気になるぅぅ。


『時代を開く党づくり』(浜野忠夫、新日本出版社、2008年)

モチベーションアップ作戦2冊目。

浜野さんの経験話以外は、
ほぼ学んできたことばかりだったが、
改めてどういう角度から「語る」かな~と
材料をいただいた感じ。

あと、襟(えり)をただしてがんばろ! と思いました(笑)。




|

« やっぱり『友』増やさんと | トップページ | サービスではなく人権 »

読書記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« やっぱり『友』増やさんと | トップページ | サービスではなく人権 »