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2008年5月16日 (金)

コペル君のへんな経験

きのう(15日)は、75期岡山労働学校
第1講義があり、17名が参加しました。
残念ながら人数は少なかったのですが、
まったく新しい人が単発参加で来てくれたりしましたhappy01

講義は
「コペル君のへんな経験-ものの見方の大転換」
ということで、
私が担当しました(今期はあと第2講義のみ担当します)。

『君たちはどう生きるか』の第1章と3章を中心に、
コペル君のものの見方の大転換をつうじて、
社会科学の初歩の初歩を学びました。

*なぜラッシュがおきるのか?
 職場(生産手段)と働く人が離れている。自宅では働けない。
 みんな、朝、「生産手段のもとに出勤」するから。
 それが労働者の特徴。生産手段をもっていない。

*自分中心のものの見方からを変えてみること
 社会的視野、社会的役割から、自分をとらえなおす

*どんなモノやサービスでも、背景には無数の人びとの労働がある
 コペル君の発見した「粉ミルクの秘密」
 「おにぎり」=米の価格は今?
  →生産者価格はペットボトル1本90円台。水より安い。
 チョコレート(カカオ豆)は「どこで、誰が、どのように」つくっているか?
  →西アフリカ。児童の奴隷的な強制労働。
 携帯電話は?→多くの派遣労働者などが関わっている
 モノの背景にある、人びとのつながり、働き方、生活を想像する力を

*資本主義社会が、人間らしい関係にならない理由
 無数のつながりをつくりあげたが、それは、商品やサービスの
 「売買」という形でつながれ、つくられている。
 「売る」「買う」ことが第1の目的になる生産関係。


てな話をおりまぜながら、してみました。


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 講義終了後の
 グループ討論の様子。





受講生の感想。

「コペル君のものの見方は、やっぱり面白い
なあと再認識しました。僕も、同じようなこと
をたまに考えます。ちょっと違うけど。
 チョコレートの話は、深く考えさせられまし
た。本当に幸福な社会とは、一体どんなもの
だろうと、今の自分の生き方に少し疑問を
感じました」

「今日の講義は楽しかった。あんな風に社会
を見た事なかったんで、役に立ちました。
…いつも『独りだ』とヒクツになることがあるの
で、『私も大勢の人に支えられている」という
何かプラスのイメージが湧きました。聞いてよ
かったです」

「『本当に人間らしい関係』ってどんなものだろ
う。個人対個人のレベルではよく考えるけど、
もっと広げて考えてみたいなと思いました。
 うちの会社で毎日作られている商品はどこ
にいっているのかなー」




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