チュニジアの11日間(17)
「チュニジアの11日間」も
残すところあと2日間、となった。
1月5日(チュニジア10日目)も朝6時起床。
パン、ヨーグルト、コーヒーと、朝食をNさん宅でいただく。
6時50分には出発!
久しぶりにミニバスでの移動となる。
運転手モアッツも相変わらずの大声。元気であった。
この日は、在チュニジアの
ジュニア&シニアボランティア4名が合流し、
8名での旅となる。
午前中は長距離移動。
11:40にブラレジア遺跡に到着する。
ここもローマ遺跡群の
ひとつで、
モザイク芸術が有名だとか。
敷地もかなり広い。
地下にかなり
保存状態のよい
モザイクがあるそう。
さっそく階段を
降りて地下へ。
はい、地下です。
よくこんなのつくったね。
この床に、
モザイクが
敷きつめられている。
みんなで見学する。
絵の説明を
受けている。
2日目に行った
バルドー博物館にも、
モザイクはたくさん
展示されていたが、
やはりこうした場所で
実物を見ると、
なかなか感動的だ。
保存状態が良いのにも
おどろき。
こんな
作品とか。
こんな作品も。
これは
ヴィーナス
なんだって。
ブラレジア
では、羊が
ウロウロ
していた。
こちらは、
ブラレジアのなかにある
劇場跡。
ローマ人は、
文化水準も
高かったに
ちがいない。
ブラレジア見学を終え、
昼食に。
いのししのお肉を
いただきました。
15時。
つづいて訪れたのは、
ドゥッガ遺跡。
これもローマ遺跡で、
世界遺産に登録されている。
ここにも
劇場が。
景色も
すばらしい。
どんな劇場
だったんだろ。
音響装置も
あったとか。
神殿。
みんなで
集合写真。
が、
神殿は半分。
顔は見えない。
チュニジアの
案内の人に
撮って
もらったの
だけれど…。
それにしても、威厳と
歴史を感じさせる
建物である。
神殿の内側から
撮ってみる。
ドゥッガ遺跡の
街があったところ
らへん。
階層ごとに
住む場所も
区別されていた。
かなりの密集ぐあい
ではある。
ここは浴場
だったところ。
温水と冷水、
いまでいう
サウナや
スポーツジム
まであった
とか。
ほんまかいな。
ローマ人すご。
しかし、
天気が
良かった。
青と緑と
遺跡。
すばらしい。
こんなちょっと
した地下道路も。
ワクワクするね~。
これは
共同トイレ。
ちゃんと
下水設備の
ようなものが
あって、
水で流れる
ようになって
いた。
恐るべし。
買春施設
だったところ。
(たしか)
当時の
男女関係の
あり方も
いろいろ
説明を受ける。
ドゥッガの猫。
当時も猫は
人間と一緒に住んで
いたのだろうか。
ブラレジア、ドゥッガと見学し、
ローマ国家の繁栄ぶりと
文化・技術水準の高さに改めて驚いた。
もちろん身分制度が基礎にあって、
奴隷労働があったのだろうけど。
ローマ人は、こんなアフリカまで
やってきて、自分たちの都市をつくり、
生活を楽しむことをやってのけた。
その力は巨大だが、
ローマ帝国は結局滅びた。
いまのアメリカの現実とローマ帝国の歴史を
重ねる人も多い。
その結果がどんなふうになるにせよ、
私たちが、こうした遺跡や歴史から学ぶことは
限りなくたくさんある。
世界史はあんまり得意ではないのだけれど、
人間の歴史はじつにドラマティックで、
深みがある。もっと学んでいきたいと思う。
チュニジアは、そうした人間の歴史を肌で感じる
貴重な場所がたくさんあるのだ。
さて、ドゥッガをあとにし、
首都チュニスへと戻る。
続きは次回。
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