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2008年2月14日 (木)

とにかく、むちゃくちゃだ

最近読み終えた本。
雇用破壊、貧困問題です。
どれも、もうちょっと早く読んでおくべきでした。



『偽装請負-格差社会の労働現場』
           (朝日新聞特別報道チーム、朝日新書、2007年)


キャノンや松下などの大企業に
おける偽装請負の実態にせまったもの。
企業名をガンガン出して、
記者集団が問題を追及していきます。
いい仕事をしてます。応援したい。

偽装請負の問題点も整理できて、有益でした。



『雇用融解-これが新しい「日本型雇用」なのか』
                 (風間直樹、東洋経済新報社、2007年)


これも、若い記者(私よりも若い)のすばらしい仕事。
頭がさがりました。

派遣や偽装請負、個人請負、外国人研修生、
正社員の雇用実態にせまっています。
もちろん企業の実名入りで。

また、堤未果さんの『貧困大国アメリカ』に登場する
アメリカの貧困ビジネスと共通したことが起きていることも実感。
たとえば、日本一雇用情勢の厳しい青森の人を
ターゲットにした請負業界の人集め戦略など。

そーいえば、この前新聞広告みてたら、
『週刊東洋経済』が、「売り上げ伸び率NO.1週刊誌」って
書いてたな~。最近いい企画連発してるもんな~。

『学習の友』も「売り上げ伸び率NO.1月刊誌」をめざし……。
どりーむ、かむ、とぅるー、ですよ! 言うのは自由です(笑)。
『主婦の友』も休刊になるみたいですけど。
明日はわが身か?名前が似てるし(笑)。
・・・蛇足でした。



『公共サービスが崩れてゆく-民営化の果てに』
             (藤田和恵、かもがわブックレット、2008年)


藤田和恵さんの本は、読むしかないでしょ。

なぜなら、前著、『民営化という名の労働破壊』(大月書店)を
読んだときに、巻末に著者のメルアドが書いてあったので、
読後の感想を送ってみたら、本人から直接お返事があって、
とても感激したことを覚えていますもので。
はい、個人的な理由です。

こんどのこの著書も、藤田さんらしい視点(あたたかい)と
迫り方で、さまざまな公共の労働現場の実態を
明らかにしています。

まだまだ公務職場への偏見をもっている人は
たくさんいますので、ぜひ読まれることをオススメします。

(ワラセンセイ、これが今度の講義のネタ本に
なりますので、よろしくお願いいたします)



『もうガマンできない!-広がる貧困』
       (宇都宮健児・猪股正・湯浅誠編、明石書店、2007年)


『貧困襲来』(湯浅誠、山吹書店、2007年)


私の貧困問題への認識はじつに中途半端であったと、
痛切に反省させられました。

貧困の最前線で奮闘されている方々の
実践と深い認識に学ばされること大でありました。

とくに湯浅さんの本は、
貧困問題を語ろうと思えば必読です。

さて、この学びが、
来週の講義に生きればよいのですが…。



以上、今回は読んでいて楽しい本は
1冊もありませんでした…。

いのちや人の尊厳がズタズタにされ、
使い捨てにされるのを見るのは、
もうイヤダぁぁ!! 苦しいよ。



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