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2008年1月23日 (水)

たたかえば変わる!?

今週は、岡山医療生協労組の
昼休み春闘学習会
の講師で、毎日かりだされています。

月・火・水と行ってきて、木・金も行きます。
「08春闘-たたかえば変わる」という題で、
県医労連がつくった資料をベースに、
私なりにアレンジしたレジュメでやっています。
時間はわずか30分。かなり早口になります。

この春闘学習会プラス、
今日は同じ岡山医療生協労組の
中央委員会の
前段学習会
として、同じく30分間で、
「『08春闘-たたかえば変わる』は本当か?」という
なかなか刺激的なタイトルで話をしました(笑)。

Dscn4536

 昼休み学習会では、
 現在の社会情勢について
 全般的に話をするのですが、
 中央委員会の学習では、
 医療情勢にしぼって、
 話をしました。



以下、レジュメの概要。

一。「医療崩壊 阻止!」(国民医療推進協議会)
 
1。深刻化する医師・看護師不足、医療崩壊の危機
  
◇国民の命の危機と、医療労働者の疲労
   
*19病院で受け入れを拒否されて流産した妊婦(奈良)
   
*30病院で拒否された意識不明89歳女性死亡(大阪)
   
*消える産科、縮む小児科「いのちの医療」の危機
   
*新人看護師の1年以内の離職者は看護師養成所
    140校分(離職率
9.3%)
   
*「職場実態は『女工哀史』。新人・中堅ともバーンアウト」
                     
(『週刊東洋経済』07 4/28-5/5)
   
*病院の43%が赤字(06年度)。地域医療の危機。

 
2。「よしっ、もう少しだという感じだね」
                   (埼玉県済生会栗橋病院・本田宏副院長)
  
◇医療労働者が声をあげれば、グッと変わる情勢
  
◇国民医療を守るたたかいは、壮大なたたかいに発展してきている

     
「今日、長年にわたる社会保障への財政支出削減策の影響
    により、全国各地域において、生活の安全や信頼が大きく損な
    われる事態となっています。ことに地域医療提供体制では、小
    児医療、産科医療、救急医療体制などにおいて、医療崩壊とも
    いえる状況が明白になりました。(中略)
     
社会保障制度の根幹である国民医療を、より一層充実させる
    ことは、本会の社会的責務であります。そのための活動を全国
    各地から展開していくためにも、会員各位のさらなる協力をお願
    い申し上げます」
     
(日本医師会・唐澤会長、「日医ニュース08.1.5号」年頭所感より)

     
「国民一人ひとりこそ国の財産であり、国家の礎(いしずえ)で
    あります。それ故、憲法25条では、国民の生存権とその保障を
    国の社会的使命として崇高に謳っております
     
われわれ医療関係者は、社会保障を『平時の国家安全保障』
    ととらえ、国民が安全で安心な医療を受けられる充実した医療
    提供体制の確保を求めます。
     
今こそ国民とともに、国民の生命と健康を守るための財源確
    保を求め、地域医療の崩壊を阻止する行動を起こしましょう

    (国民医療推進協議会、医療を守る国民運動・趣意書、2007年11月)

  
◇医労連の運動も元気いっぱい
   *県医労連が行った昨年末の街頭署名では1時間に
    500筆が寄せられる
   
*県医労連の「医師・看護師増員」の陳情が、12月岡山県議会で
    全会派一致採択
    
・国会では07年7月に参議院で請願が採択
    
・岡山県の地方議会でも、28議会中24議会が採択

    
*8年ぶりの診療報酬の引き上げ(0.38%)もこの間の運動の
     成果。医師会や病院団体などの取り組みもいっそう強まろう
     としている。増員署名をいっそう推進しながら、世論を広げ、
     国政を動かしていくことが必要。


二。たたかい前進のために
 
1。みなさん自身が現在の情勢に確信をもつ

 
2。社会保障をめぐるたたかい-財源論に強くなる
  
◇史上最低・最悪の後期高齢者医療制度は「中止・撤回」を
  
◇「医療難民」「介護難民」をこれ以上生み出さないために、
    医療崩壊をストップさせ
るために、社会保障政策の転換を
  
◇財源はある
   
*大企業・大資産家への減税・優遇税制を
やめれば、8兆円の財源。
   
*5兆円の軍事費は半分に。米軍再編への
国民負担3兆円の中止を。
   
*大型公共事業も見直しを。
  
◇アメリカへの協力しか頭にない自公政権
   
*誰のための政治か、だれを助ける政治か
  
◇今年予想される総選挙で「医療・福祉の充実」を大争点に

 
3。たたかいによって人間としても成長できる春闘に

    「ニッパチを単に看護婦の労働条件改善闘争と位置づける
   だけでは一面的だろう。なぜならこの闘いを通して、看護婦と
   して、一人の人間としての自分の生き方を振り返る機会となっ
   たという看護婦たちが多いからである。自分の行動の正当性
   を自分だけが納得するのではなく、市民や職場の同僚に涙な
   がらに訴える過程で、それまでとは変わった自分を発見したと
   いう看護婦たち。看護婦としての良心と患者の生命を守る責
   務がほとばしり出る言葉は、多くの人びとの心を動かしたに違
   いない」
       
(川島みどり『歩きつづけて看護』医学書院、2000年)


以上。


ほんとうに、国民医療を守るたたかいは、
国民的願い・関心事でもあり、医療労働者の切実な要求です。

「たたかえば変わる」という情勢は、ほんとうですョ。



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