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2007年9月 6日 (木)

韓国・命・玉砕・同世代

最近読み終えた本。

『ソウルの人民軍-朝鮮戦争下に生きた歴史学者の日記』
       (金聖七著、李男徳・舘野晢訳、社会評論社、1996年)


朝鮮戦争時、ソウルにいた大学教授が書いていた日記。
当時の人びとの動静やチマタの雰囲気がよくわかる。
貴重な内側からの朝鮮戦争の記録。

「夜中に爆音の音で目を覚まし、ことのほか明るい夜明けの
空を見上げながら横になっていると、40代にさしかかろうと
する男の頬に、いつしか涙が滲んでくる。民族の将来を考え
ると慟哭したくなる。同族間の争いに外国勢が加わって、我
が祖国はもはや恐ろしい殺戮と破壊の修羅場と化している。
今この瞬間にも、どれほどたくさんの同胞が死んだり無一文
になったり、またどれほど多くの家が壊されたり、焼かれたり
しているのだろうか」(1950年9月1日の日記より)


『光州事件で読む現代韓国』(真鍋裕子、平凡社、2000年)

1980年5月に韓国の光州で起こった韓国民主化闘争の
象徴的な事件。民主化がすすむなかで、この事件に対する
歴史的評価も変わってきているそうです。

文体がどうも生理的にあわなかったので、後半はほとんど
ナナメ読みでした。


『世界にたったひとつ 君の命のこと』(奥本大三郎、世界文化社、2007年)

日本のファーブルと言われる、日本昆虫協会会長の著者が、
平易な言葉でいのちについて語る本。30分もあれば読めます。

最近こういう本を読むことが多くなって、
虫も殺せなくなってしまいました(笑)。
蚊をぺシッとたたき殺しても、「ああ、38億年が…」
とヘンなことを考えてしまう自分がいます。

この本で、あらためて「そーだなー」と思ったのですが、
「痛い」と感じるということは、私たちの体が自分を
守ろうとするからこそなんだということ。だいじな感覚なんですね。


『総員玉砕せよ!』(水木しげる、講談社文庫、1995年)

最近NHKでドラマ化されたので知ったのですが、
原作はずいぶん古いんですね。

90%は事実、という、日本軍の玉砕戦の
非合理性、非人間性を描いたもの。
これも漫画なので、すぐに読めます。


『同じ世代を生きて』
        (水上勉・不破哲三 往復書簡、新日本出版社、2007年)

いろいろ興味深く読めたんですが、
加藤剛さんの不破さん宛ての手紙に感動しました。
やっぱ文化人は違いますな。

やっぱり人との出会いは、人生のおもしろさの中心だな、
と思います。さわやかな気持ちになれる1冊でした。


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