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2007年9月29日 (土)

未来をつくる仲間として

『全国商工新聞』という新聞がある。
最近この新聞に、注目のジャーナリスト、
堤未果(つつみみか)さんが連載エッセイを書いていて、
毎回楽しみに読んでいる。
(『クレスコ』という教育運動誌の連載も読んでいる)

で、10月1日号の『商工新聞』の堤さんの
「未来をつくる仲間」という一文は、
とても共感する内容でしたので、
『商工新聞』さんには申し訳ないのですが、
書き写させていただき、ご紹介したいと思います。


以下。


 「若い人たちの心がつかめない」-全国で講演し
ていると、質疑応答で一番多く出てくるのがこんな
声だ。


 憲法改正を掲げる首相の下で、それまで当たり
前のように守られてきた日本の私たちは、初めて
真剣に「平和」について考えるようになった。その
結果、戦争放棄の貴さを改めて認識した多くの人
たちが各地で立ち上がり、9条の会は全国で6200
を超え、今も毎月200ずつ増えている。

 だが彼らの悩みは、会員の平均年齢が上がる
ばかりで次世代を巻き込んでいけないことだという。
 
「若者は無関心」「彼らは自分にしか興味がなく、
国政など知らんぷりだ」というため息が聞えてくる。
だが、本当にそうだろうか?


 講演先で出会う高校生や大学生、フリーターに
新米の看護師や教師たちなどは、声をそろえて抗
議する。「大人たちは分かってない」と。インターネ
ットで県内の高校生たちに声をかけ、1万羽の鶴を
手にバスで16時間かけ長崎の平和式典に参加し
た静岡の高校生グループがいる。炎天下の夏、京
都で乏しい資金をやりくりし公園で平和のための学
習会を主催したフリーターたちがいる。過酷な勤務
時間の合間をぬって、「お年寄りが平和に暮らせる
社会をつくる」ために集会を開く東京の若い看護師
たちがいる。

 生きてきた年数は短くとも、彼らはちゃんと体で
感じている。戦争を知らない世代にとって9条が遠
い存在でも、これ以上格差が拡大されれば、いつ
か生活のために戦争に行くことになるのは若い自
分たちであることを。「戦争vs平和」という今までの
価値観で動かそうとするのではなく、
格差社会を生
きる彼らの不安に目線を合わせ、必要ならばいつ
でも知恵を貸し、だがその先に続く希望は「未来を
つくる仲間」として彼らと共に探してゆく。


 
「平和」という美しい言葉でさえも、正論として押し
付ければ対立を生みその輝きを失ってしまう。時代
を超えて貴いものを手渡すために謙虚さと戦略が
必要なのは、私たち大人の方なのだ。

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