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2007年9月19日 (水)

痛みに連帯する

『痛みの声を聴け-文化や文学のなかの痛みを通して考える』
         (外須美夫、克誠堂出版、2005年)
を読み終えました。

著者は麻酔科専門医。

とりあえず目次。

   序章 痛みを考える
   1章 痛みと文化
   2章 19世紀の痛み 
   3章 病苦の中の痛みの声-結核の痛み
   4章 病苦の中の痛みの声-がんの痛み
   5章 病苦の中の痛みの声-慢性の痛み
   6章 痛みの向こう
   7章 現代社会における痛み
最終章 痛みが扉を開く


直接には、ソワニエの「読書日記」のために読んだ本ですが、
現代社会を「痛み」を通して、あれこれ考えました。


「痛みが結ばれる時、痛みは無駄でなくなる。痛みの壁は
想像する力によって越えられる。
痛みの向こうに、痛みに
連帯する未来の人間性への希望が見えてくる


「若者たちが暴力に逆らって痛みのネットを結び、痛みを
共有することを期待する。
若者たちが他人の弱みを笑う
のではなく、自分の弱みを笑えるようになることを期待す
。そうなれば、痛みが結ばれ、希望が生まれる」

10月に始まる岡山労働学校「日本の戦争教室」を
念頭に置きながら、これらの言葉を読みました。
(格差と貧困の問題も)

元「慰安婦」たちの「痛み」。
アジアの人びとの「痛み」。
朝鮮半島の「痛み」。
沖縄戦の「痛み」。
日本軍兵士の「痛み」。


他人の「痛み」から自分を遠ざけることはできる。
が、「痛み」を知ることで、見えてくる未来もある。



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