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2007年8月 8日 (水)

旅行中に読んだ本

夏休み旅行中に読んだ本。
内容は軽め、重さも軽い文庫本を中心に読みました。


『めだかの列島』(今井美沙子、筑摩書房、1977年)

私の訪れた五島列島の福江島の人びとの
生活を書き綴ったもの。

作者自身が福江島の出身で、
戦後すぐの五島の人びとの暮らしや風景がよくわかる1冊。
貧しいからこそ、人びとが助け合う姿に、とても胸熱くなりました。


『星の王子さま』(サン=テクジュペリ・河野万里子訳、新潮文庫、2006年)

名作だが、じつは読んだことがなかった。
独特の世界感、独特の文体が、おもしろい。

感性に訴える力をもった本ですな。


『すべてのいのちが愛おしい-生命科学者からのメッセージ』
                      (柳澤桂子、集英社文庫、2007年)


「孫への手紙」という形をとりつつ、
いのちの不思議や自然世界の魅力を語っている本。
生命科学入門書、ともいえる。

「世の中は驚嘆するものに満ちているのである。それらのことは、
気づかずに見過ごされてしまうが、ちょっと足をゆるめる気持ち
のゆとりがあれば、いつでも見つけることができるものだった」
                              (「おわりに」より)
いま子どもたちと一緒に、自分や他人のいのち、
自然や生き物について、こうやって語り合うことが
ほんとうに必要だと思う。

世界や自分のいのちは、本当に奇跡的で、
魅力あふれたものなのだから。


『となりの韓国人-傾向と対策』(黒田福美、講談社文庫、2006年)

20年以上韓国と関わってきた女優の「韓国人論」。
題名がイマイチだと思うし、「○○人はこうだ」と決めつけることも
好きではないのだけれど、そんな要素を差し引いたとしても、
十分読む価値のある1冊。なんてったって、おもしろい。

韓国にまつわる本はたくさんあると思うけれど、
韓国の人びとの生活や文化、考え方をこれだけ生き生きと
描いているものは、他にないのではないだろうか。

しっかりとした歴史認識をもっている点にも共感。
韓国の徴兵制事情のところも興味津々で読める。


『夜消える』(藤沢周平、文春文庫、1994年)

わたしが読む時代小説といったら、
池波正太郎か、藤沢周平ぐらいなもの。

で、池波正太郎の作品はほとんど読んでしまったので、
いまは藤沢周平を読みすすんでいる(といってもまだ10数冊だけど)。

相変わらずの藤沢ワールド。いいね、やっぱり。


『行かずに死ねるか!-世界9万5000km自転車ひとり旅』
                      (石田ゆうすけ、幻冬舎文庫、2007年)

期 間   7年5ヶ月
走行距離   9万4494km 
訪問国数   87ヶ国
パンク回数  184回
スポーク折れ 34回
チェーン切れ 8回
使用タイヤ  37本

とてつもないスケールの自転車世界一周旅。
内容もおもしろすぎる。やっぱり旅本は旅の最中に読むべしですね。
チャリダー仲間たちとの友情も驚きだし、
旅を通じての自己の内面的成長も共感できる。

ゆく先々での人との出会い、
波乱万丈の出来事の数々・・・。

あーもっと旅したい。
こんなスケールの旅は自分には無理だけど、
「世界を見てみたい」という思いは共通。

行かずに死ねるか!
・・・ほんとにそうだ。

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