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2007年7月24日 (火)

BC級戦犯裁判

最近読み終えた本。

『あなたは「三光作戦」を知っていますか』
              (坂倉清・高柳美知子、新日本出版社、2007年)


中国、華北地域で行われた日本軍の儘滅掃討作戦。
中国側ではこれを「三光作戦」と呼んだ。
「殺しつくす・奪いつくす・焼きつくす」である。

その掃討作戦に参加した兵士の記録。
文字も大きく、多くの漢字にルビがついているので、
中高生向けなのだろう。
もちろん、大人にも読んでもらいたい。


『BC級戦犯裁判』(林博史、岩波新書、2005年)

恥ずかしながら、数年前まで、私は、
「A級戦犯は、A級だから、一番罪が重い戦犯で、
B級・C級は、それよりは軽い戦争犯罪が裁かれた」
という勝手なイメージを持っていた。

また、もう10年以上前になるだろうか、
所ジョージが主演したテレビドラマ『私は貝になりたい』を見て、
「B・C級戦犯は、そんなに罪のなかった下級兵士も裁かれることがあった、
不条理な裁判」という、これまた事実と違うイメージを持っていた。
(実際は、二等兵が戦犯裁判で死刑になったという事実はない)

本書を読み、BC級裁判の意義と、多くの問題点、
自分自身のあいまいな認識がかなりスッキリ整理されると同時に、
まだまだ学ばなければならない問題が山ほどあることを自覚。
引用文献をとりあえず読んでいこうと思う。

あらためて、日本が戦後、自分自身の戦争犯罪、侵略戦争と
向きあえてこなかった弱点が、今日の日本社会を深いところで
規定している要素の一つであることを、考えざるをえなかった。

たいへん収穫の多い1冊でした。


『希望の教室-金森学級からのメッセージ』(金森俊朗、角川書店、2005年)

お気に入りの金森俊朗先生の1冊。
この3月、ついに小学校教諭を退職。
ホームページなどを見ると、講演活動が忙しいようです。
ぜひ一度、生の講演を聞いてみたい。

目次だけ紹介しておきます。

はじめに-キャッチャーであれ
  第1章-友と自分は網のようにつながっている<トラブルの解決>
  第2章-人間にだって羽がある<チョウの一生>
  第3章-<ドキュメント>種よ、ありがとう<生き続ける種の知恵>
  第4章-稲は人の足音を聞いて育つ<田んぼの学び>
  第5章-見えないものを見る、聞えないものを聴く<数学と読書>
  第6章-働く大人たちは疲れている<仕事の取材>
  第7章-私は、どこから、どうやって、今、ここに?<私の誕生>
   終章-きらめきの少年期

金森先生の教育実践は、ほんとうに学ぶことが多い。
ぜひ、これからも多くの本を世に出してもらいたいと思う。
お待ちしています。

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