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2007年6月13日 (水)

細谷医師の本、4冊。

最近読み終えた本たち。

まずは、聖路加国際病院の小児科部長、
細谷亮太さんの著書を4冊まとめて読みました。

『医師としてできること、できなかったこと』 
                (細谷亮太、講談社+α文庫、2003年)

『小児病棟の四季』(細谷亮太、岩波現代文庫、2002年)

『命のノート-ぼくたち、わたしたちの「命」について12のお話』
                      (細谷亮太、講談社、2006年)

『いつもいいことさがし-小児科医が見た日本の子どもたちおとなたち』
                     (細谷亮太、暮らしの手帖社、2005年)


本のすばらしさは、フツーに生きていれば絶対に出会えそうもない、
「すぐれた人」との「出会い」をつくりだせること。

また、出会ってしまいました。
教えられることが本当に多かった…。

小児ガンが専門の細谷先生。
子どもの「死」と関わり続け、また子ども自身の生きる力から
多くのことを学び、「いのち」の尊さについて、
私たちに語りかけてくれています。

涙、共感、感銘、笑い、驚き、喜び、悲しみ…
人間の豊かさを、あらためて実感できます。
どの本もオススメです。ほんとに。


『生きさせろ!-難民化する若者たち』(雨宮処凛、太田出版、2007年)

なるほど、こういう人だったのですか。
文章から、えらいエネルギーを感じます。怒りの。
現代の若者は、「生きること」すら奪われている状況にある、
まずは「生きさせろ!」という明快な主張。

読む価値は十分、あると思います。
よく調べているし。


『この時代に生きること、働くこと』(中村佑・島本慈子、岩波ブックレット、2007年)

『戦争で死ぬ、ということ』(岩波新書)の著者、
島本さんの最新メッセージ。勉強になりました。

そうなんですよ、非正規労働者は「声をあげることが困難」な
状況に客観的に置かれているんですよ。
正規は正規でいまターゲットにされている。

職場で「もの言えぬ労働者」をつくりだせば、
「世の中にものを言う」なんて難しいわな、たしかに。
支配は安泰、ということですか。

キーワードは、やはり、想像力。
想像するには、知性が必要です。
そして、選挙では、誰にもじゃまされず、1票入れれますゾ。


『アジアの平和を九条の心で-「九条の会」憲法セミナー』
             (加藤周一・澤地久枝・辻井喬、九条の会、2007年)


06年11月に九条の会が行った「憲法セミナー」を
まとめたブックレット。
しかし、あまり収穫なし。残念。


『「資本論」綱要・「資本論」書評』
          (エンゲルス・川鍋正敏訳、新日本出版、2000年)

なるほどー。たしかに見事な要約ぶり、そして書評の数々。
エンゲルスの七変化ぶり、面白い。さすがです。

「綱要」のところでは、「協業」「分業とマニュファクチュア」「機械と大工業」
のところがあらためてスッキリした感じです。人間の労働ってすごいなー。


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