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2007年5月28日 (月)

戦争をしない国 日本

きのうは「戦争をしない国 日本」 http://www.filmkenpo.net/
の上映会があり、夕方行ってきました。

なかなか良く構成された内容で、
見ごたえがあったと思います。

戦後のたたかいの歴史の厚みに、
あらためてジーンとしたり。安保闘争はやっぱりすげー。

映画の中で唯一ひっかかったのが、
「日本人310万人、アジア2000万人以上の
尊い犠牲のうえに・・・」
というナレーション(正確ではないかもしれないが)。

この「尊い犠牲」という表現は、
哲学者の高橋哲哉さんが注意が必要だと言ってたと思います。
たしか『国家と犠牲』という本で読みました(うるおぼえ)。

ちなみに、「尊い」を辞書(岩波国語辞典)でひいてみると、
①価値が高い、大切だ。貴重だ。
②身分が高い。敬うべきだ。
となっています。

はたして、日本人の犠牲者、アジアの犠牲者は、
「尊い犠牲」だったのでしょうか?
たしかに、こうした膨大な人びとの犠牲を大きな背景にして、
日本国憲法は誕生しました。
しかし・・・それは「価値が高い、大切な犠牲」だったのでしょうか。

「尊い犠牲」は靖国マジック、国家の論理に取り込まれやすい、
という警告を高橋さんはしていたと思います。

唯一、そこの部分だけ気になりましたが、
全体としては本当に「学べる映画」となっています。

あ、音楽もイマイチだったな。
池辺晋一郎が音楽担当なんだけど・・・。

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