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2007年5月23日 (水)

楽しむことには頑なに

最近読み終えた本。


『心のくすり箱』(徳永進、岩波現代文庫、2005年)

徳永進医師の本、2冊目。
にじみでる人間性に学ぶこと多し。
看護師の「足浴」のエピソードが印象的。


『ナースの広場』(徳永進、関西看護出版、2005年)

徳永本、3冊目。
看護師の集まりでよく講演をするという著者が、
会場でいろいろな質問をナースにして、メモを書いてもらう。
5年間で集まったメモが3000枚。
そのメモを次々と紹介しながら、看護という仕事を
看護師の目線で語っていきます。

これはいい。
これまで読んだ看護本のなかでもトップクラスです。


『患者さんの笑顔が見たい』(三上満・小林功、かもがわ出版、2007年)

変えられる前の、教育基本法が生きている学校。
千葉にある東葛看護専門学校のフォト・ドキュメント。

ステキな学校です。
教育的実践もすばらしい。


『小さな勇士たち-小児病棟ふれあい日記』
              (NHK「こども」プロジェクト、NHK出版、2003年)


聖路加国際病院の小児科を1年間取材した
NHKスペシャルを本にしたもの。

週末、東京へ行く新幹線のなかで読んでいたのですが、
涙をこらえるのに必死でした。家で読んでたら号泣でした。

子どもの死は悲しい。でも、ステキな3つの実話です。


『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』(香山リカ、幻冬舎新書、2006年)

観念論的世界観とその現代的表れ。
日本資本主義の現局面を色濃く反映している。
まさに土台と上部構造


これを乗りこえるのは、なかなか容易ではないなー。
江原啓之の番組、一度じっくり見てみるかな・・・。


『わたくしの旅』(池波正太郎、講談社文庫、2007年)

著者の「旅」に関するエッセイを再編集したもの。
池波正太郎のエッセイを読むは、何年ぶりだろうか。

この「軽快さ」がたまらなくここちよい。
新幹線の中でニタニタしながら読んでました。
あー、一人旅したくなってきた。

小島香さんという文芸編集者の「あとがき」には・・・

「いま、手もとに1枚の写真がある。スナップらしく、茶褐色の野の
風景が収められているその左辺に手漕ぎの舟が狭い川に浮いて
いて、手足を温める毛布があり、50代後半の池波さんと心の利い
た若い友人たちが乗っている。早春だろうか、晩秋だろうか、寒さ
の中で田園を娯しんでいるありさまが写っている。写真の中の池
波さんは、小説からも締切りからもほど遠いところに居るふうで、
舟の隅には籠があり、洋風のピクニックの弁当が少し見える。
 新聞、週刊誌、月刊誌の連載を持
っていてこの余裕である。『小
説現代』の担当編集者だった私が、『梅安、梅安を書いてください』
と申し上げてもなかなか書かなかった池波さんは、しかし、多忙な
なかでこんな“旅”を楽しんでいた。
 
楽しみことには頑なだったのである

私も、楽しむことには頑(かたく)な、でありたいと思います。


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