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2007年4月28日 (土)

君たちはどう生きるか(1)

きのうは13時過ぎより、ソワニエ看護専門学校での2回目の講義。
今回から『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎、岩波文庫)を
つかっての講義です。今日も33名全員出席。おお、すごい!

講義の前に、看護・医療読書日記で『生きることの質』(日野原重明)を
紹介しながら、人間の生と死についていろいろと話をしてみました。


以下、講義
「君たちはどう生きるか(1)」の概要。

◇社会科学とは何か

「へんな経験-ものの見方について」

◇社会的な視野からものごとを見ることの大切さ
 *どんなにいろいろな人間がいることか(コペル君)
 *今日みなさんはどれだけの人に出会ったか
 *なぜ平日の朝はラッシュがおきるのか?

  「自分たちが地球の宇宙の中心だという考えにかじりついていた間、
  人類には宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、
自分ばかり
  を中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、つい
  に知ることが出来ないでしまう
。大きな真理は、そういう人の眼には、
  決してうつらないのだ」(26~27P)

◇看護労働ってなんだろう-その社会性
 *逆の発想で考えてみよう
 *いま、百数十万の看護師が、24時間体制で日本の医療や地域の
  人びとの健康を支えている。
 *もし、日本中の看護師が仕事をいっせいに放棄したら、どうなるか
 *病院は、地域は、この国は、はたして成り立つか

 *看護労働は、社会にとって、なくてはならないもの 

◇どんなものごとを見るときでも-客観的に、相対化して
 *患者さんをみるとき、病気をみるとき、クラスの仲間をみるとき
 *たくさんの人の主張や意見に耳をかたむける
 *自分の「こんなものだろう」という判断は、はたして妥当か?

  「自分中心の考え方を抜けきっているという人は、広い世の中にも、
  実にまれなのだ。殊に、損得にかかわることになると、自分を離れて
  正しく判断してゆくということは、非常にむずかしいことで、こういうこ
  とについてすら、コペルニクス風の考え方の出来る人は、非常に偉
  い人といっていい。たいがいの人が、手前勝手な考え方におちいっ
  て、ものの真相がわからなくなり、自分に都合のよいことだけを見て
  ゆこうとするものなんだ」(26P)


以上。


学生の感想文をみると、それぞれの受けとめ方がおもしろい。
「コペル君の名前の由来がわかってスッキリしました!」
という学生も。ま、そんなところからでも関心が続いてもらえば
よいのですが。

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宮崎 羽衣(みやざき うい、8月23日 - )は東京都出身の女性声優・歌手である。 ラムズ・ランティス所属。 血液型はB型。 [続きを読む]

受信: 2007年4月28日 (土) 21時28分

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