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2007年1月30日 (火)

戦争絶滅受合法案

最近読み終えた本。

『反戦軍事学』(林信吾、朝日新書、2006年)


「赤旗」にちっちゃく紹介されていて、おもしろそうなので読んでみました。
思ったほどの中身ではなかったのですが、
以下のような指摘には「そうだそうだ!」と納得しました。


「元参議院議員・鳥取県知事を父に持つ石破氏を含め、
自民党には
掃いて捨てるほどいる二世議員の中で、自ら進んで国防の任に就い
た経験を持つ人が一人もいないのは、一体どういうわけか

 世襲の特権階級とも呼ぶべき二世議院が、国のために戦う気概な
どと言うのを聞くと、私にはどうも、参謀などエリートは安全なところに
いて、前線の兵士には満足な補給もせず、ただひたすら国のために
死ぬことを強要し続けた、大日本帝国陸海軍の姿と二重写しに見え
てしまうのである。
 議席を世襲することの是非をひとまず置いても、国民に向かって、
徴兵制は平等であるだの、
国を守る気概を持つべきだのと得々とし
て言うのなら、
まずは跡取り息子(娘でもよい)に国防の大切さを説き、
自衛隊に『志願兵』として入隊することを勧めるのが、人の道というも
のではないのか

 …石破氏に話を戻すと、イスラエルを訪れて、戦車に乗せてもらっ
た話は嬉々として描いているが、
防衛庁長官として、自衛隊をイラク
に派遣しておきながら、自らは現地に足を運んでいない。
 この『国防』という著書において、徴兵制について論じている章のタ
イトルは『あなたも国を守ってください』である。
 
『まずは貴方がイラクへ行ってください』と言いたくなるのは、私だけ
であろうか」


これに関連して、おもいだしたことがあります。

哲学者の高橋哲哉さんが、04年1月17日付けの「赤旗」でこんな
ことを紹介されていました。

「20世紀の初め、デンマークのフリッツ・ホルム陸軍大将が
『戦争
絶滅受合法案』
をヨーロッパ各国に配布しました。採用されません
でしたが、内容が面白い。
戦争開始後10時間以内に次の者を下
級兵卒として招集し、できるだけ早く前線に送れというもの
です。
①国家元首、②国家元首の親族の男性、③総理大臣、国務大臣、
次官、④代議士(戦争反対の投票をした者を除く)、⑤宗教の高僧
で戦争に反対しなかった者。

 戦争の最前線に送られるのは、国家権力から最も遠い人々、弱
者です。国家権力の中枢の人々は、いつも安全地帯にいて命令を
発するだけです。常備軍の兵士は常に国家が養っている、最初の
犠牲者です。このからくりを見破ることが重要です」


今のアメリカのイラク派兵の現実、日本の自衛隊派兵の現実に、
そのままあてはまります。

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コメント

不躾ながら指摘しておきますが、ちょっとここを読んできた方がいいですよ。

http://obiekt.seesaa.net/

その本は典拠にするには余りにも問題が有り過ぎる事がわかるでしょう。間違いが多くて却って論破されますよ。

投稿: ひろ | 2007年4月 7日 (土) 21時50分

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