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2006年11月17日 (金)

日本軍「慰安婦」問題を学ぶ

きのう、岡山労働学校の第5講義、
「日本軍『慰安婦』問題を考える」があり、19名が参加しました。
講師はわたくし、長久が担当しました。
「慰安婦」問題をまとまって講義するのはこれが初めてでした。

【講義のおおまかな概要】
日本軍「慰安婦」という呼び方について

設置の理由と経過
 確認される最初の慰安所は1932年の上海で
 1937年の日中戦争開戦から大量設置の時代へ
 日本軍兵士の強姦が多発-反日感情の高まり、治安維持に支障
 南京事件前後-大量設置の指示
 性病の予防という目的も
 中国全域に「慰安所」の設置ひろがる
 「兵士100人につき1人の割合で慰安隊を輸入す」(軍医部長の発言)
 陸軍省は組織的に「慰安所」設置を指示
 しかし実際に強姦は減らず-強姦によって強姦を予防するという矛盾
 東南アジア・太平洋地域へも拡大
 なぜ強姦が多かったのか-日本軍の特異な体質も

女性たちはどのように徴集されたか
 日本人は売春婦が多かった-実態は貧しい家庭の出身の女性たち
 朝鮮からの「慰安婦」徴集が一番多かった
  その多くは、だまされて連れていかれたケース-背景に貧困
  朝鮮総督府も関与し、かなり大規模に徴集が行われている
 中国や東南アジアでは、軍が直接「慰安婦」徴集の指揮をとった
  フィリピンやインドネシアでは、暴力的に連行するケースが多い
 慰安婦の総数はどれくらいだったのか
  正確な総数をだすことは難しい-資料不足
  限られた資料から推測すると最低でも5万人(吉見義明氏の計算)
  8万~20万という数字も決して多すぎる数字ではない
  また、「数がどれくらいか」ということがこの問題の本質でもない

「慰安所」の実態-「慰安婦」たちが強いられた生活
 写真で見る「慰安所」「慰安婦」
 元「慰安婦」の証言-1人ひとりの女性の人生がどうなったのか
 なぜ彼女たちは長い間沈黙していたのか、ということにも想像力を
 病死・自殺、心中の強要なども

「慰安婦」問題をめぐる経過と日本政府の対応
 日本軍「慰安婦」問題・関連年表をみる
 「河野談話」とは
 教科書攻撃と政治家たちの妄言-「慰安婦」の存在を歴史から消し去る
 それを許しているのは日本国民

私たちに問われていること
 元「慰安婦」たちの声を受けとめること-証言をぜひ聞いて
 日本の侵略戦争の問題を学び、それをこれからに生かすこと
  日本の政治を変えること
 いま日本の若者のなかに、新しい動きが起こっている


かなりおおざっぱにまとめると、こんな感じでした。
資料もたくさんつけておいたので、
わかりやすかったようでした(自分で言うなよ)。

グループ討論が終わったあとに、ある保育士さんが、
「今日は本当に聞けれてよかったです。ありがとうございました」
と、目をキラキラさせて言いに来てくれました(涙)。

参加されたみなさんも、この問題について漠然としたイメージはあっても、
こうしてまとまって講義を聞くのは初めての人ばかりで、
重たい衝撃を受けていた様子でした。
そして、「自分に何ができるんだろう…」と、自問する姿が。

さて、これをどう次の行動につなげるか、ですね。
自分もふくめて、しっかり考えていきたいと思います!

写真は討論の様子です。
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