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2006年11月 2日 (木)

ピカピカ光る背中を持つ人間

私の相方が、研修先のトップから「これを読め」と言われた本で、
題名にそそられて私も読みました。


『学習する組織-現場に変化のタネをまく』(高間邦男、光文社新書、2005年)

企業の経営者向けに書かれたリーダー論、組織論なので、全体的にナナメ読みしてもよいのですが、労働組合やわが学習運動にも参考になるところも多数。

成果主義への評価のところもおもしろかったですが、
一番印象に残った部分を紹介します。

著者の高間氏が、NTT東日本の法人営業本部の役員に、インタビューしたときのこと。
「戦略は何ですか」と聞いたら、
「学習機会をつくる」というのが答えの一つとして返ってた。
「学習機会とは何ですか」とふたたび聞いたところ、その役員は、

「それは
ピカピカ光る背中を持つ人間の周りをウロウロできることですよ。しかし問題は、ピカピカ光る背中を持つ人間が法人営業に20人しかいないことかな」と言ったそうです。

著者はその答えに驚かされて、また納得し、こう書いています。
「人は自分の接する社会、つまり周囲の人や本、インターネット、様々な経験などから主体的に学習する。その中でも他者との相互作用から一番多くを学ぶと私は思う」
「今の若い人たちは、子供の時分から学校を出るまでの成長過程で接する人物の数が、昔よりも少ない傾向にある。・・・その結果、客観主義による勉強はしてきたが、人々との相互作用で行われる社会構成的な学習機会が少ないので、社会性が低くなる傾向があるのではないだろうか」
「問題は、ピカピカ光る背中を持つ人間に運がよくないとめぐり合えないことである」

職場や労働組合のなかに、“ピカピカ光る背中を持つ人間”がたくさんいれば、
若い世代は、目指すべき目標ができ、その人間関係のなかで大きく成長していきます。

そんな人間集団をつくることが、本当に求められています。

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