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2006年10月31日 (火)

元兵士の証言の重み

1時間程度で、わりとすぐに読めました。

『証言・日本軍「慰安婦」-ダイヤル110番の記録』(日朝協会、2005年)

1992年の「ダイヤル110番」の聞き取りや各種の証言を中心に、
1995年に出版された『証言「従軍慰安婦」』の改訂補強版。

これは貴重な証言集です。
とくに、元日本軍兵士の証言が多いのに驚きました。
また、沖縄、台湾、満州、中国、東南アジア各地の証言が載っており、
「日本軍あるところ『慰安所』あり」の実態がよくわかります。

しかし、こうした証言ができる人も、どんどん少なくなってきています。
そして現在、中学校の歴史教科書には、この間の教科書攻撃の結果、
「慰安婦」問題がまったく記述されていない…。

いまに生きる私たちの責任は、ズシリ重いものがあります。

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日本軍「慰安婦」問題 集中勉強…

来月の労働学校の第5講義で「慰安婦」問題を講義する予定です(11/16)。
これまで「慰安婦」問題の本は5冊ぐらい(?)読んでいるのですが、
もう少し学びを積み上げる必要あり、ということで、集中的に勉強することに。

今朝
『イアンフとよばれた戦場の少女』(川田文子、高文研、2005年)を読み終えました。

元「慰安婦」の方々への丁寧な聞き取りを中心にまとめた本です。
こうした証言を読むたびに、あまりに重い事実とその後の人生の歩みを受けとめ、
どのように償っていけばいいのか、本当に呆然とします。

先日、内閣官房副長官が「河野談話は再検討する必要あり」と発言してたっけ。
はたしてこの人は、被害者を目の前にして、同じことが言えるのでしょうか。
「売春目的でやっていた」「強制連行はなかった」と言ってはばからない学者もいます。
そして、被害者に冷たい日本の司法。現実の壁は厚い。でも絶対に許せない。

講義では、おもに吉見義明さんの『従軍慰安婦』(岩波新書、1995年)を
中心に組み立て、戦前の公娼性とのつながり、「慰安所」以外の幅広い日本軍の性犯罪(アジア各地での女性に対する強姦・輪姦)も視野に入れて、話してみたいと思います。
もちろん、被害者の証言をできるかぎり紹介しながら。

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2006年10月30日 (月)

運営委員は忙しい

今日の夜は岡山労働学校の運営委員会がありました。

今期は3名の運営委員会です。
労働学校は、若い青年たちを主体にした学校運営をおこなっていて、
募集から毎週のニュースづくり、司会、受講生への働きかけ、
討論のリードにいたるまで、あやゆることを中心的に担っているのが
労働学校の運営委員会です。

開校してからは毎週木曜日+週1の運営委員会で、
平日は2回もつぶれるのです。
しかも3人ともいろいろな分野で活躍中ということで、
そのタイヘンな中、こうして毎週集まってくるのですから、
その努力は本当にスゴイものです。

毎回の会議はまず「学習」の時間からはじまります。
私が用意した新聞記事や論文を読んでいきます。
今日は、民主青年新聞9月18日付、「多読的読書のすすめ」を読み合わせ。

①読書力は多読で身につく、②多読で自分の考え方を磨く、
③多様な世界を知り、自分を豊かにする
という「多読のすすめ」に運営委員は
「うーむ」「できとらんなー」と頭をかかえつつ、論議をしていくのでありました。
続いて、各自の「今週の独習」を報告します。
なかなかできていないことも多いのですが、それぞれが今週読んだ本や論文を
会議で報告し、それぞれ刺激しあうことにしています。

会議は続いて前回の労働学校のふりかえりや、受講生の様子、
気になったことなどを話し合います。
そして次回の労働学校の運営やニュースの担当を確認し、
今日は約1時間半で終了しました。
いろいろ脱線話も多いけど、あれやこれや話をしていると、
なかなかどうして、楽しいもんです(難儀なことも多いが)。

そして運営委員長のT口さんは、帰りがけにちょっと最近不安定ぎみの
運営委員に声をかけ、「ちょっとご飯でも食べに行こう」と誘い、一緒に帰っていきました。
自分自身もスーパーハードな毎日を送っていても、
まわりの人のサポートができるT口さん、リッパです。
これからも頼りにしてますよ。

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72期岡山労働学校「日本の戦争教室」

いまやっている主な活動である労働学校をご紹介します。

労働学校とは、県学習協が主催する学校のことで、
「哲学」「経済学」などの基礎理論や、
情勢にかかわるテーマで開校しています。

ここ数年の教室内容は、
67期岡山労働学校 「憲法教室」 (04年5月開校)
68期岡山労働学校 「哲学教室」 (04年10月開校)
69期岡山労働学校 「戦争と平和教室」 (05年5月開校)
70期岡山労働学校 「働くひとの経済学教室」 (05年10月開校)
71期岡山労働学校 「社会と生き方を考える教室」 (06年5月開校)
となっています。
そして、今月12日に開校したのが「日本の戦争教室」です。

今期のテーマはズバリ日本の侵略戦争です。
カリキュラムは以下のようになっています。
①10/12(木)記念講演「教育と戦争-いま考える教育勅語と愛国心」
②10/19(木)第1講義「侵略戦争への道-日本の近現代史から」
③10/26(木)第2講義「日本の植民地支配の実態-朝鮮・台湾」
④11/ 2(木)第3講義「日本は中国で何をしたのか①-三光作戦」
⑤11/ 9(木)第4講義「日本は中国で何をしたのか②-中国人強制連行」
⑥11/11(土)ふれあいコンパ
⑦11/16(木)第5講義「日本軍『慰安婦』問題を考える」
⑧11/24(金)第6講義「靖国神社ってどんな神社?-その役割をみる」
⑨11/26(日)特別企画
⑩11/30(木)第7講義「日本は東南アジアで何をしたのか」
⑪12/ 7(木)第8講義「戦争責任をめぐって-東京裁判を中心に」
⑫12/14(木)第9講義「みんなで考える、これからの日本とアジア」
⑬12/16(土)修了式&修了コンパ

72期の受講生は26名+運営委員3名です。
いろんな職場の仲間や、学生も5名来ています。

これは第1講義の様子です。
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今期はテーマに関心があって参加した人が多く、
出席率も高めです。
また学校の様子など、随時紹介していきま~す。

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長久啓太プロフィール

1974年9月13日に岡山県岡山市に生まれる。
3歳ぐらい(?)で東京に移り、高校卒業まで東京に在住。

1993年3月、岡山市環境整備協会に就職(当時18歳)。
1994年5月、5年ぶりに再開された第48期岡山労働学校に参加する。
1998年4月、岡山県労働者学習協会の専従になる。

2003年5月、事務局長になり、現在にいたる。

【趣味】
読書。スポーツ観戦(昔はサッカー少年)。映画鑑賞(年間平均20本)。
旅行(沖縄の離島がお気に入り)。犬や猫を携帯で激写する。

【時間があればしたいこと】
語学の勉強。デザインの勉強。草サッカー。ゲーム。

【人生5つの目標】
①100歳まで健康に生きる。
②沖縄へ移住する。
③世界50か国以上を旅する。世界遺産めぐりをする。
④宇宙から地球を見る。
⑤21世紀の早いうちにまともな日本社会をつくる。

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岡山県学習協とは?

【現住所と連絡先

700-0905 岡山市春日町4-26 地方自治会館内
TEL&FAX 086-232-3738



岡山県労働者学習協会は、1963年に発足した学習運動
組織です。

会則の2条にある「目的と事業」には、

「この会は、県下の労働者をはじめ勤労者の階級的自覚の
形成と発展、その理論的思想的水準の向上に寄与するため

に、科学的社会主義の立場に立って、哲学・経済学・労働
運動をはじめ人民運動についての基礎的理論、内外の政治
・経済情勢の特徴などを教育・普及することを目的とする」
                                                                      としています。


また会則の3条では、

この会は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
 学習の友』の普及・とりつぎの活動
 
②労働組合・民主団体・学習サークルへの講師派遣と斡旋
 ③勤労者通信大学の受講生募集と援助

 ④各種講座・学習集会などの開催
 
⑤その他必要事項
                                                         と書かれています。


3条には書かれていませんが、岡山や
倉敷で、
継続的に労働学校を行っています。



「学習」を運動として「組織」していくこと、
その専門的な任務を担うのが学習協です。

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筆はじめ

ついにブログをはじめました。

このブログの「勉客商売」とは、
私の大好きな
池波正太郎の小説「剣客商売」をもじったものです。
じつは最近もこの小説を読み返していて、いま11巻目です。
疲れた頭に癒しになるんだなぁ、これが。
小説にでてくる秋山親子は「剣」の道を歩む人生ですが、
私は「勉」の道を歩んでいるということで、「勉客商売」にしました。

このブログでは、私の勤める岡山県労働者学習協会の
日常の様子や私のしている仕事などを中心に
書いていきたいと思っていますが、しばしば私の
「私生活日記」に変貌することもあるかもしれませんが、
ご笑覧ください。

できるだけこまめに更新していきたいと思っていますので、
どうぞよろしく。

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